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「デニムは永久欠番」

永遠のトレンド、デニム。
春夏秋冬365日、いつ着てもその時の旬に味方してくれる、2つとないアイテム。
シンプルにTシャツやニットに合わせても、ワンピースに合わせたっていい。
合わせるアイテム次第で可愛くも着られるし、かっこよくも着られる。
だけど、それは同時に、デニムのそのものの力量がコーディネートを左右するということでもある。
試着室で、ぐッとくるデニムには、秘密がある。
それは、身体と仲がいいということだ。

ぴったりのリーバイス、見つけ出すなら絶対古着だ。
リーバイスといえば、501?
ハイウエストでキュッと履きたいなら、511? ブーツカットなら517?
1978年より昔に作られたものは、ヴィンテージって言ってもいいって何かで聞いた。
でも、数字や情報なんて後付けでいい。
その色その形をこの身体が気に入るかどうか。心がぐっとくるかどうか。
そのことが1番大事な気がする。
私だけのユニフォームにしたいなら。

お尻の感じがちょっと違う。ウエストがもう少し小さかったら。
これでストレートなら。あとちょっと色落ちしていたら。
そうして、数あるデニムの中で、数ある色落ちの中で、数ある形やサイズの中で、君に出会った。君とが一番、うまくやれる気がした。

苦労して出会ったものほど愛おしい。
今日も身体にぴたりと寄り沿って、打って打って打ちまくれ私。
やっぱりデニムって、オンリーワンだ。
私だけが履きこなせる、ユニフォーム。妥協知らずの、永久欠番。

Text:Miiki Sugita
Photo:Shintaro Yoshimatsu
Model:7A
Styling:CaNARi

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